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 寒いですね。 数年に一度の第一級寒波の来襲だそうです。 一説によるとラニーニャ現象のせいだとか。 私は学生時代、海洋学を専攻していたのでエルニーニョだとかラニーニャというのはとても懐かしい、しかしほろ苦い響きのことばです。

 学部4年生のとき(ということは今からン十年前)、学部全体のセミナーで黒潮の大蛇行に関する論文の紹介をしました。 黒潮の大蛇行は当時の学会だけでなく、水産業との関係でなんども新聞に話題になっていたからです。 

 発表のあとの質問タイム。 質問がまったく出ないというのは聴衆から無視されたようなもので寂しいのですが、まともな答えができなかったばあいは自分の能力に”?”が点ったように感じられ辛いものがあります。 私はその後者のケース。 
 
 資源生物学の先生から質問がありました。 「そもそも黒潮はどこが起源でなぜそんな強い流れが発生するのか」という質問。 今でも忘れられません。 授業で習った西岸強化流の説明をすることで、なんとなくわかったようなわからんような説明をして強い流れができることを話したものの、その起源については「黒潮の元をたどっていけば・・・」なんて曖昧にしゃべってしまいました。 それに反応したその先生、「・・・ということはフィリピンあたりの海水が起源ということなの? なんかはっきりしないね。 学問としてわかっていないの? それとも君がわかっていないの?」という厳しいお言葉。 

 別の先生からの質問はもっとつらかった・・・「フィリピンあたりの海水が黒潮の起源とするなら、-----インドネシアからフィリピンあたりに吹き寄せられた暖かい海水があるとき赤道づたいに東へどっと逆流することでエルニーニョが起きるのではないかという説があった-----エルニーニョが起きるときは黒潮は弱まるんじゃないの? 黒潮とエル・ニーニョの関係はどうなってるの? ・・・・・・・想定外の質問にしどろもどろの私・・・・・・・君がわかっていないの? 研究がすすんでいないの?  ・・・・・・・完全にしどろもどろの私・・・・・・・もう結構です」。 

 セミナーの前にちゃんと想定問答集をつくっていたのですが、聴衆は海洋物理の専門家だけでないことを忘れて「黒潮の大蛇行」なんていうマニアックなことばかりに気をとられてしまって自爆、轟沈。 人前で話するときは聞いてくれる人のことをかんがえなきゃということと、わからないことは何かはっきりさせるべしということを思い知らされた苦い思い出です。

 ちなみに研究室にもどってからの先生の講評で、「あの質問は私たちでも答えにくい内容だから満足に答えられなくてもしかたがないな。 でも質問されたときさっとノートを開いたのには驚いた。 まあよくがんばったよ」と褒められたのはすごくうれしかったです。 
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【2012/01/25 01:01】 | 思いつくまま的日記
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